くらし 令和7年度 教育方針

■全ての子どもたちの可能性を最大限に伸ばしていく教育
●教育振興ビジョン(後期基本計画)の重点施策
○乳幼児期から小学校への連続した学び
架け橋期カリキュラムについて、接続期の保育や授業を見直すとともに、これまで進めてきた小中一貫教育の取り組みにつなげ、系統的・連続的な子どもの学びを保障していきます。幼児教育は、公私立の就学前施設の関係者が更に連携し、子どもたちが遊びの中で「やってみたい」から始まる学びの芽を育むことができるよう、環境を通して行う教育のより一層の充実を図ります。

○学校と地域が一体となって進める教育
学校長による目指す学校・子ども像の発信や学校の課題についての熟議を図るとともに、それぞれの地域の特色を生かし、学校を核とした地域づくりを行うなど、学校運営協議会と地域学校協働本部が連携・協働し、両輪となって取り組みを進められるよう支援していきます。

○津市GIGAスクール構想の実現
全ての子どもたちが、主体的に学ぶことができる授業へ転換していくために、言語能力、問題発見・解決能力とともに学習の基盤となる資質・能力として位置付けられている情報活用能力の育成を図ります。校内研修や経験年数に応じた研修、相互授業公開等を実施するなど、授業改善を一層推進していきます。また、学びを支える人的支援を行うとともに、1人1台タブレット端末の一斉更新を行います。

●放課後等の居場所の確保
修成地区・高茶屋地区放課後児童クラブ施設の整備を行います。運営や支援員確保のための支援継続など、クラブの充実に向けた取り組みを進めます。

●公民館の整備
南郊公民館等複合施設の整備工事に着手するとともに、施設の老朽化に伴った修繕等による適正な維持管理に努めます。

●居場所としての図書館づくり
居場所としての図書館や若い世代が気軽に来られる図書館についても研究を深め、利用環境の充実に努めるとともに、12月に図書館情報システムを更新し、ホームページをリニューアルします。

●文化財の保存・活用
津城跡について、今後の整備・活用の方向性を示します。合併以降の広報津「歴史散歩」の登載記事を総集編としてまとめて刊行します。

●学校施設の整備
栗真・豊が丘・桃園・千里ヶ丘小学校、東観中学校の長寿命化改修工事を行うとともに、西郊中学校にエレベーターを設置します。ボートレース事業の収益金の一部を積み立てた基金を活用し、小学校5校と中学校2校の防水改修工事などを実施します。

●学校給食の安定提供
給食費の値上げを保護者に求めることのないよう、国の交付金を活用し、物価高騰支援を継続するとともに、一志学校給食センターの長寿命化改修工事を実施します。

●白山地域の小学校の在り方の検討
白山地域小学校の在り方検討委員会において、具体的な方向性等について協議を進め、子どもたちの充実した学びが保障されるよう取り組みます。

●教員の働き方改革の推進
教職員一人一人が子どもと向き合うことにやりがいや幸せを感じられるよう、ニーズに応じた研修の充実や人的支援の拡充に努めます。

●多様な子どもたちが安心して学べる場の提供
誰もが能力を発揮し、認め合い、支え合い、誇りを持って生きることができるよう、多様な学びの場における適切な指導と、必要な支援の一層の充実に努めます。

●部活動の地域連携・地域展開等への取り組み
休日の部活動を各学校単位ではなく、拠点で行うための体制づくりに向け、令和8年度夏以降、競技人口等に応じて地域に部活動の拠点を設置する等の改革を進めます。

2月19日、令和7年第1回津市議会定例会の開催に当たり、森昌彦教育長が教育方針を述べました。教育方針の全文は市ホームページでご覧いただけます。
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問合せ:教育総務課
【電話】229-3292【FAX】229-3332