くらし 【クローズアップ2】令和6年度決算 たかつきの財政状況(3)

■グラフで読み解く普通会計
令和6年度の普通会計の歳入、歳出の内訳です。令和5年度と比較して増減した主な理由をお知らせします。
※カッコ内は前年度比増減率。△はマイナス

◆歳入
1,479億9,692万円(前年度比81億3,631万円増↑)

(1)市税
個人市民税は定額減税の影響により減収。法人市民税は製造業をはじめ全般的に業績が好調だった影響により増加。固定資産税も、評価替えによる地価の上昇などにより増加。市税全体としては減少

(2)国庫支出金
保育所、認定こども園などの保育実施に係る給付や障がい者自立支援に係る負担金の他、制度改正により児童手当負担金が増加した一方で、新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種対策費負担金や地方創生臨時交付金などが減少したため、前年度比で減少

(3)地方交付税
社会保障関係費の伸びに加え、臨時経済対策費および臨時財政対策債償還基金費の創設による追加交付などにより、普通交付税が増加

(4)市債
中消防署富田分署建て替えおよび多機能型消防団等訓練施設整備や小中学校の体育館の空調整備などによる投資的経費の増加に伴い、事業債が増加したことにより、前年度比で増加

◆歳出
1,427億5,645万円(前年度比77億9,491万円増↑)

(1)扶助費
子ども・子育て支援に係る給付や障がい者自立支援に係る給付が増加した他、制度改正に伴い児童手当が増加したことなどにより、前年度比で増加

(2)物件費
物価高騰の影響により増加した一方で、新型コロナウイルスワクチン接種事業の減額などにより、前年度比で減少

(3)補助費など
物価高騰対策としてプレミアム付商品券(第6弾)の発行や水道基本料金の4カ月無償化を実施した他、関西将棋会館建設に係る支援などにより、前年度比で増加

(4)繰出金
保険給付費の増加などにより、介護保険特別会計や後期高齢者医療特別会計への繰出金が増加

(5)投資的経費
中消防署富田分署建て替えおよび多機能型消防団等訓練施設整備事業や小中学校の体育館の空調整備などが増加したため、前年度比で増加