- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府高槻市
- 広報紙名 : 広報たかつき(たかつきDAYS) 令和7年10月号 No.1451
■数字で見る財政力(財政指標)
主要な財政指標である、貯金・借金・経常収支比率はいずれの指標も健全性が保たれています。また、国が定める健全化判断比率も全て基準を下回り、堅実な財政運営ができています。
◆積立金残高(市の貯金)
462億1,100万円
前年度比51億5,300万円増↑
単位:百万円

市民1人当たりの積立金残高(貯金の多さ)
府内ランキング 第8位/33市
積立金は、財政の安定化や将来の財政需要に備えるもので、財政調整基金や公共施設等総合管理基金など、目的に応じて積み増しています。
◆市債残高(市の借金)
334億2,200万円
前年度比33億5,300万円減↓
単位:百万円

市民1人当たりの市債残高(借金の少なさ)
府内ランキング 第1位/33市
市債は、主に道路や公園、学校施設など、公共施設の整備を行うため、国などから資金を調達するもので、計画に沿って償還しています。
◆経常収支比率
91.3%
前年度比0.4ポイント減↓

経常収支比率は、経常的にかかる経費が自主的に使える財源に占める割合です。臨時的な出費にも柔軟に対応できる財政状況の維持に努めています。
◆健全化判断比率
[全て良好]
□実質赤字比率…一般会計を中心とした赤字の大きさ
なし(黒字)
□連結実質赤字比率…特別・企業会計も含めた全会計の赤字の大きさ
なし(黒字)
□実質公債費比率…年間の借金返済額の大きさ
△2.7%
基準値25%を超えると要対策
□将来負担比率…将来に負担が見込まれる負債の大きさ
なし
負債以上に貯金がある
全ての指標が基準値を下回る良好な結果です。
計画的に財源を確保しながら貯金や借金の返済を行ってきたことによって、健全財政を維持できています。
■府内トップクラスの財政状況 さらなる施策充実も可能に
市は長年、積極的に行財政改革を行い、昭和58年度から42年間連続して黒字決算を継続。健全財政を維持しながら、医療や教育、子育て施策の充実に加え、安満遺跡公園や高槻城公園芸術文化劇場を整備するなど、まちのにぎわい創出にも取り組んできました。
令和6年度決算の主な財政指標を見ると、府内の市でトップクラスの良好な財政状況にあり、引き続き、市民福祉の向上を目指し、施策を充実させるとともに、健全財政の堅持に努めていきます。
