くらし 昆虫と目指す新しい循環~地域おこし協力隊活動紹介~

■私たちが「大木町地域おこし協力隊」です!
地域おこし協力隊とは、都市部から地方へと移住し、地域課題の解決を目指して活動する人のことです。
現在、「大木町地域おこし協力隊」は、カブトムシをこよなく愛する6人のメンバーで構成されています。個性豊かな仲間が集まり、昆虫を通じて大木町を盛り上げるべく、昆虫イベントの開催や、きのこの廃菌床を活用した循環型プロジェクトを推進し、町の魅力を発信しています。

■カブトムシは「ごみを資源に変えるスペシャリスト」
多くの人がカブトムシを一度は飼ったことがあるのではないでしょうか?
カブトムシはかっこいいだけでなく、驚くべきパワーを持っています。
通常、カブトムシの幼虫は腐葉土や土を食べますが、実はきのこの廃菌床や木製廃棄物も食べてくれます。しかも、フンには栄養がたっぷりで、作物を育てる肥料としても活用可能です。まさに「ごみを資源に変えるスペシャリスト」なのです。
カブトムシの幼虫自体も栄養が豊富なため、魚の餌など化学飼料に代わるサスティナブルな飼料原料としても注目されています。

きのこ栽培の過程で出てくる廃菌床

カブトムシの餌として利用 環境に優しい処理

カブトムシのフンを肥料に

フンを利用して作られた肥料で作物を

■町の使われなくなった資源を有効活用
町の豚舎跡地で、カブトムシの飼育、新しい資源に変える取り組みを行っています。使われなくなった場所を有効活用することで、循環型社会の一端を担います。
最初はカブトムシの姿はありませんでしたが、現在では1万匹以上が育ち、廃棄物を資源へと変えています。
これからさらにカブトムシの数を増やし、新しい資源として活用できるよう、挑戦を続けていきます!

■イベントで伝える町と昆虫の魅力
これまで「RKBカラフルフェス」や「大川木工まつり」など多くのイベントに出展し、町と昆虫の魅力を発信してきました。
また、6月に「WAKKA」で開催した昆虫ふれあいイベントでは、1日で約1,300人もの来場者を迎え、大盛況となりました。町外からも多くの人が訪れ、イベントを通じて大木町の魅力を存分に発信。こうした成果が評価され、県知事表敬訪問にもつながりました。

■子どもたちに伝えたいカブトムシの魅力
子どもたちに直接カブトムシの魅力を伝える活動も行っています。その一環として大溝保育園で「カブトムシふれあい体験」を開催しました。今回は、地域おこし協力隊の“カブトムシ博士”浅野隊員が担当。子どもたちは目の前で見る大きなカブトムシに大興奮でした。
「博士、また来てください!」という声がたくさん上がり、子どもたちの笑顔が輝いた楽しいひとときになりました。
これからも、カブトムシの魅力を直接伝えることで自然や昆虫のすばらしさを子どもたちに広めていきます!

■積極的に情報発信を行っています
昆虫を使った新しい循環の取り組みをより多くの人に知ってもらうために、SNSやテレビなどのメディアを通して、情報発信を行っています。
また、毎月一度回覧板で活動報告をしています。お手元に回覧板が回ってきたら、ぜひ私たちの記事を探してみてください!
※活動報告は町のホームページからも読むことができます。
公式Instagramでは、定期的に活動の様子を投稿しています。今後、出展するイベントの情報もお知らせする予定なので、ぜひフォローしてチェックしてください。

■町の皆さんと一緒に築く活気ある大木町
地域の皆さんと共に力を合わせ、大木町をもっと活気ある町にするために活動しています。一人ひとりの活動が、大木町の未来を支える大きな力になると信じて、これからも皆さんと一緒に、笑顔と活気にあふれるまちづくりを目指していきます!

・カブトムシは全世界のヒーロー!!(藤田)
・カブトムシってすんごいんです!(伊藤)
・きのこの魅力をどんどん発信していきます!(平松)
・大木町は空気が美味しい!!(小田)
・カブトムシの魅力をもっと伝えていきたいです!(浅野)
・大木町には四季それぞれの良さがあります!(高橋)

問合せ:産業振興課おおきブランド推進室
【電話】0944-32-8444