くらし もしものときのために伊佐市全体で「人生会議」
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- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県伊佐市
- 広報紙名 : 広報いさ 2025年9月1日号
市民一人ひとりが、人生の最期の時間をどこで誰と過ごし、どのような医療・介護を受けたいか、伝えられるうちに考えるきっかけになるよう伊佐市版ACP記録ノート「わたしノート」の配付を開始します。
9/1から配布開始
無料
フルカラー24ページ
表紙イラスト:長尾 美紀さん(大口図書館臨時窓口勤務)
◆「人生会議」とは?
誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。命の危険が迫った状態になると約70%の人が、医療やケアなどを自分で決めたり望みを人に伝えたりすることができなくなると言われています。
もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて、前もって考え、繰り返し話し合い、周囲の信頼できる人たち(家族や医療従事者・介護従事者)と共有する取組を「人生会議」(ACP:Advance Care Planning)と呼びます。
◆利用方法
・自分はどこまでの延命治療を望むのか、家族の想いはどうであるのかを話し合うきっかけとしてください。
・いざという時に、治療を「する」「しない」という自分の意思を示すことができます。
・書いた後は自分の想いを家族や支援者に伝え、想いを共有しましょう。
・いつでも書き直しは可能です。年に1回は見直すことを習慣にしましょう。
・わかりやすいところに保管しましょう。
・この「わたしノート」があれば、必ずこのとおりになるというものではありません。ただし、現在では、延命治療について本人の意思が尊重されるようになってきています。
・伊佐市では、「わたしノート」について医療・看護・介護・消防関係者とも連携をとれる体制を構築していきます。
◆配付方法
一人ひとりに説明のうえ、お渡しします。
◇配付対象者
次の(1)~(3)に該当する希望者
(1)伊佐市に在住している人
(2)伊佐市内の医療機関、介護事業所を利用している人
(3)伊佐市内の事業所に勤務している人
◇配付場所
伊佐市役所
・大口庁舎→長寿介護課(大口地域包括支援センター)、福祉課、保健課
・菱刈庁舎→長寿介護課分室(菱刈地域包括支援センター)
※取りに来られない人は問い合わせ先へご相談ください。
Q 広報紙と一緒に配付すれば、わざわざ市役所まで取りに行かなくて済むのに。
A お一人おひとりに目的や記入方法を説明し理解したうえで記入していただくため、また「終末期医療とか縁起でもない」「考えたくもない」という人もいらっしゃるので、一斉配付とはせず市役所の配付窓口で希望者お一人おひとりに配付するようにしました。依頼があればサロンや集いの場に出向き出前講座を行い、講座の中で配付し目的や記入方法などを説明します。
Q 書き方がわからない時はどこに(誰に)問い合わせればいいの?
A 長寿介護課、大口・菱刈両地域包括支援センター、福祉課、保健課にお問い合わせください。
徐々に、医療機関や介護事業所の相談員・従事者等にサポーターになってもらい、配付窓口の拡大およびお問い合わせに対応できる体制を整えていきます。
問い合わせ:
長寿介護課地域包括支援係(大口地域包括支援センター)【電話】23-2377
長寿介護課高齢者支援係(菱刈地域包括支援センター)【電話】26-1307