- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県小田原市
- 広報紙名 : 広報小田原 令和7年8月号 第1276号
魅力がいっぱいのまち、小田原。UDCOD(アーバンデザインセンター小田原)に所属する都市空間デザインの専門家が見る、小田原の特徴を教えてもらいます。
今回お話を聞いたのは…
東海大学建築都市学部准教授後藤純さん
◆Vol.2 人材豊富な小田原
《エイジフレンドリーシティ》
福祉に関するまちづくり活動が活発な豊川地区をモデルとして、高齢者も住み慣れた地域で自分らしく生き生きと暮らせるまち「エイジフレンドリーシティ」の研究をしています。
エイジフレンドリーシティの実現には、医療や介護、日常生活などの包括的な支援と、地域コミュニティーや担い手の育成に加えて、
これら全てを地域資源と捉えて生活者の目線でつなげることが必要です。
都市空間デザインの役割は、介護やコミュニティーといった枠を超えて、市民の生活とまちをつないでいく部分にあるのです。
《人材の発掘と「余白」》
研究を通して感じている小田原の特徴は、人材の豊かさです。実際、自分の考えをしっかりと持つ人や才能のある人が多く、こうした人たちは、まちづくりの潜在的な担い手です。
豊川地区では、担い手を掘り起こすために、私たち専門家の視点だけではなく、市民の皆さんの「やってみたい」を大切に、仲間を増やす取り組みをしています。
行政や専門家が作り込み過ぎず、市民が関われる「余白」が残されていることが重要です。
参加者からの提案で行われた、地域の魅力を集めたお散歩マップづくり
※詳しくは本紙をご覧ください。
【WEB ID】P38501
問い合わせ:都市政策課
【電話】0465-33-1758