- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県小田原市
- 広報紙名 : 広報小田原 令和7年8月号 第1276号
小学6年生のレイカさんは、学校の社会科の授業で「高齢化」について学習しました。そんなある日、お父さんが声を掛けると、レイカさんが少し悩んだ表情を浮かべていました。
どうやら「高齢化する社会について考える」というテーマで作文を書く宿題が出され、どう取り組むべきか分からず、困っているようです。
〈レイカさん(小学6年生)〉
レイカさん「高齢化する社会について考えてっていわれても、そもそもイメージがなくて…。どうしよう…お父さん!」
《お父さん(市役所で働いている)》
お父さん「良いテーマだね!実は小田原市も高齢化についてはひとごとではないんだ。」
《小田原市の高齢化率(令和7年5月末時点)》
65歳未満:128237人(69%)
65歳以上:57784人(31%)
小田原市に住む約3人に1人が高齢者!
※本市は高齢化率21%を超えているため、超高齢社会に位置付けられます。
※全国平均の高齢化率は約29%(令和5年10月1日時点)
お父さん「みんなが長生きできることは良いことでもあるけど、いろいろな準備も必要なんだよ。」
お父さん「「元気な人もたくさんいるけど、生活に困り事を抱えている人もいるんだよ。」
どこに置いたかしら
使い方が難しい
乗り降りで腰が痛いな
レイカさん「へぇ~体のことも、暮らしのことも、困り事はさまざまなのね。」
レイカさん「じゃあ、市ではどんなことをしているの?」
お父さん「例えば、地域包括支援センターが、介護予防や生活の困り事についての窓口になっているよ。市内には、12カ所のセンターがあるから、身近な人が困ったときのために調べておくといいね。」
お父さん「他にも、全ての人が自分らしく暮らし、必要なときには支援を受けられる「ケアタウン」を地域全体でつくっているよ。」
レイカさん「そうなんだ!私にもできることってある?」
お父さん「もちろん!例えば、いつもと様子が違うお年寄りがいたら周りの人に伝えるとか、相手の気持ちを考えて接するだけでもすてきなことだよ!
レイカさん「私の身近にどんな人がいるのか、もっと考えてみる!」
お父さん「それができたら最高だ。みんなで思いやりのあるまちをつくっていこう!
他にも市の取り組みを調べてみよう
※登場人物は架空の人物です。
安心して年を重ねられるまちには、介護や医療だけでなく、周りの人のちょっとした気遣いや優しさが大切。
みんなの思いやりで「優しいまち」ができていきます。高齢者のことで相談先が分からないとき、まずは地域包括支援センターや市まで気軽にご連絡くださいね。
高齢介護課 井上
「足が痛くて歩きにくい」「忘れっぽくなった」など、お年寄りが抱える困り事はいろいろ。
私たちは「困った」という声を聞き、相談相手として、病院や介護サービス事業所、市などと協力し、安心して暮らせるお手伝いをしています。
「困っているのかな?」という視点を持つ人が増えたらうれしいですね。
地域包括支援センターひがしとみず 呉屋(ごや)さん
【WEB ID】P03387
問い合わせ:高齢介護課
【電話】0465-33-1864