くらし 「誰もが笑顔で暮らせる、愛すべきふるさと小田原」実現へ!!

第7次総合計画第1期実行計画を策定中
「誰もが笑顔で暮らせる、愛すべきふるさと小田原」実現へ!!

市では、今年度から第7次総合計画がスタートしています。現在は、まちづくりのビジョン「小田原市基本構想」での将来都市像を実現するための具体的な取り組みを示す「第1期実行計画」の策定を、来年4月のスタートに向けて行っています。このたび、第1期実行計画の行政案をまとめましたので、主な内容をお知らせします。

《ビジョンを示す「基本構想」取り組みをまとめる「実行計画」》
市の総合計画は、まちづくりの長期的なビジョンである「基本構想」と、具体的な取り組みをまとめる「実行計画」の2層構造となっています。
基本構想で掲げた将来都市像「誰もが笑顔で暮らせる、愛すべきふるさと小田原」の実現に向けて、これまで市が取り組んできた市民が主役のまちづくりや、企業・各種団体・大学など、さまざまな主体と共に進めてきたまちづくりを継続しつつ、市民・地域・企業などが持つ力を最大限に生かします。

〈基本構想〉
→︎まちづくりの総合的な指針
→︎将来都市像やまちづくりの目標を掲げます。
〈実行計画〉
→︎基本構想に基づく中期的な計画
→︎市が実施する全分野の取り組みなどを示します。

《「基本構想」で示したまちづくりのビジョン》
人々の生活様式や地方行政を取り巻く環境などが大きく変化している中で、持続可能なまちを目指し、未来への道筋をつけることが大切です。3月に策定した「小田原市基本構想」では、おおむね20年先を見据えて、次の世代に引き渡していくまちの姿を展望しています。
人口減少や少子高齢化といった人口構造の変化を受け止め、その中でも地域課題を解決しながら持続可能なまちを創造します。

《「5つの力」はまちづくりの原動力》
小田原に備わる「自然の力」「人の力」「まちの力」「産業の力」「文化の力」は、まちづくりの原動力です。これらを「行政の力」と共に分野横断的に活用すること、また、多様な主体がまちづくりに参画できる仕組みを整えることで、市民一人一人が幸せを感じながら安心して暮らし続けることができるまちを目指します。

《まちづくりの目標と30の施策体系》
基本構想では、将来都市像の実現に向けて、次の5つのまちづくりの目標を掲げています。
1 いのちを大切にする小田原
2 自然環境の恵みがあふれる小田原
3 未来を拓(ひら)く人が育ち、地域の絆が結ばれる小田原
4 地域経済が好循環し、多彩な資源が花開く小田原
5 安心して暮らすことができる小田原
今回策定する「第7次総合計画第1期実行計画」では、令和8年度から令和10年度の3年間における市政運営全般の取り組みを、基本構想で掲げたまちづくりの目標に沿って30の施策に整理します。

《分野を横断する課題解決の協働プロジェクト》
30の施策体系では捉えきれない分野横断的な課題に対して、行政や市民、地域団体、企業などが、それぞれの強みを生かしながら共に取り組むアクションを「協働プロジェクト」と位置付けています。「協働プロジェクト」は、多様な主体と共に未来を創(つく)るための協働の実践です。地域に関わる人が共に知恵を出し合いながら実践を積み重ねます。

◆7つの協働プロジェクトをピックアップ!

《ケアタウンの実現》
全ての人が、自分らしさを大切にして暮らし、相互に見守り、助け合い、必要なときは確実に支援を受けることができる、誰一人取り残さない支え合いのまち「ケアタウン」をつくり上げます。

〈主なアクション〉
●地域主体の支え合い活動の促進など

《地域循環共生圏の構築》
豊かな自然環境を守り育て生かすため「エネルギーの自給」や「自然環境の保全」を目指した取り組みを進め、環境・経済・社会が循環し、地域の活力が最大限に発揮できる地域循環共生圏を構築します。

〈主なアクション〉
●環境課題の解決に向けた環境再生プロジェクトの展開など

《こども未来共創》
全ての子ども・若者が、将来にわたって自分らしく幸せに生きられる社会を、地域全体で創造します。また、子育て当事者が地域とつながり、さまざまな活動へ参画できる環境づくりを進めます。

〈主なアクション〉
●子育て支援団体の活動促進、連携強化など

《人と地域のつながり創出》
地域における既存の活動や組織運営を改善していくことと、地域住民の認知を高め一歩を踏み出しやすくすることの両面から、次世代が地域コミュニティに関わりやすい環境づくりを実践的に進めます。

〈主なアクション〉
●「農」と「食」を介した多世代交流の場となるエディブル・スクールヤードの展開など

《地産地消による地域経済循環》
農林水産物の付加価値を高めるため、新たな特産品開発と品質向上に取り組み、市民が地域の恵みを享受できる仕組みも構築します。伝統的な地場産品の価値を発信するなど、需要を拡大して、地域経済の好循環を進めます。

〈主なアクション〉
●農林水産物の地産地消の推進など

《小田原ならではの文化によるまちづくり》
市民一人一人が文化の担い手となり、小田原の文化を継承・創造し、発信していくとともに、日常の暮らしに文化が息づくことで、魅力あるまちとなるよう文化によるまちづくりを推進します。

〈主なアクション〉
●まちなかのさまざまな場所における文化・芸術に触れる機会の創出など

《未来を創る都市デザイン》
小田原駅周辺でのまちの老朽化や、路線バスの減便・廃止など、市民が居住する地域で直面する課題の解決に向けて、さまざまな手法でまちをデザインしながら、どんなまちを未来に残し、そのために何をしていくべきかを検討します。

〈主なアクション〉
●小田原駅周辺地区のまちの再生に係る検討など

◆総合計画の体系図

《誰もが笑顔で暮らせる、愛すべきふるさと小田原》
〈基本構想〉
●いのちを大切にする小田原
○市民一人一人が尊重され、誰もが自分らしく生き生きと暮らせるまち
〈実行計画〉
(1)地域福祉
(2)高齢者福祉
(3)障がい福祉
(4)健康づくり
(5)こども・子育て支援
(6)地域医療
(7)消防・救急
(8)多様性

●自然環境の恵みがあふれる小田原
○将来にわたり自然環境の恵みがあふれ、暮らしや営みと調和するまち
〈実行計画〉
(9)自然共生
(10)生活環境保全
(11)脱炭素

●未来を拓く人が育ち、地域の絆が結ばれる小田原
○課題を乗り越え自ら未来を切り拓く人が育つまち
〈実行計画〉
(12)子育ち
(13)学校教育
(14)生涯学習

○地域コミュニティの絆が結ばれ、地域の個性が発揮できるまち
〈実行計画〉
(15)市民活動・地域活動

●地域経済が好循環し、多彩な資源が花開く小田原
○豊かな資源の基に産業が育ち、地域経済の好循環が生まれるまち
〈実行計画〉
(16)地域経済振興
(17)農林業
(18)水産業
(19)観光

○多彩な文化が息づき、市民が誇りと愛着を持てるまち
〈実行計画〉
(20)文化
(21)歴史資産
(22)スポーツ

●安心して暮らすことができる小田原
○暮らしやすく快適に住み続けることができるまち
〈実行計画〉
(23)防災・減災
(24)安全・安心
(25)都市基盤
(26)生活空間
(27)上下水道

○市民の思いや願いが実現される、確かな行政運営基盤を備えたまち
〈実行計画〉
(28)行政経営
(29)デジタル化
(30)多様な主体とのまちづくり

◆今後のスケジュール
第1期実行計画については、行政案を学識経験者などで構成する総合計画審議会に諮問し、審議を経て答申を受けます。
併せて、地域説明会でいただいた意見やパブリックコメント(市民意見)などを基に内容を修正し、今年度中に策定します。

令和7年9月下旬:諮問
令和7年9月下旬から令和8年1月初旬:総合計画審議会における審議
令和7年9月中旬から12月:対話の場・地域に対する説明など
令和7年9月中旬から10月中旬:パブリックコメント
令和7年10月初旬まで:絵画募集
令和7年12月中旬まで:写真募集
令和8年1月初旬:答申
令和8年2月:修正
令和8年3月:策定
令和8年4月:第7次総合計画第1期実行計画スタート

《地域住民の皆さんへ説明会を実施します》
(1)10月3日(金)午前10時~11時30分
場所:マロニエ2階集会室202
(2)10月4日(土)午前10時~11時30分
場所:UMECO(うめこ)会議室1~3
(1)(2)共通
定員:80人・申込先着順(開催日の2日前まで)
また、第1期実行計画行政案の概要について、市長が説明した動画を公開しています。説明会の参加が難しい人は、市ホームページからご覧ください。

《「えがおがあふれるわたしのふるさと小田原」絵画・写真の募集》
子どもたちが自分たちの暮らすまちについて考え、思いを表現する機会として、10月10日(金)まで絵画を募集しています。また、市の魅力を広く発信する写真を12月18日(木)まで募集しています。絵画の優秀作品や応募写真の一部は、第1期実行計画の冊子などに掲載します。
詳しくはこちら
※本紙をご覧ください。

《パブリックコメント募集中》
第1期実行計画行政案に対するパブリックコメント(市民意見)の募集を9月12日(金)から10月14日(火)まで行います。
意見はこちらから
※本紙をご覧ください。

【WEB ID】P39619
問い合わせ:企画政策課
【電話】33-1253